処方カスケードって知ってますか。

こんにちはタクヤです。

 

みなさんは処方カスケードって知ってますか。

 

この言葉を説明する前に、依然あった患者さんの話から説明したいと思います。

 

先日緊急入院の患者さんがいたのです。症状は脱水による意識障害、まぁそれ自体は特に珍しいものではなかったのですが、この患者さん、

 

持参薬がとんでもないことになっていました。

 

家族さんが持ってこられた患者さんの薬は実に20種類以上!!

 

処方されていた病院やクリニックの数は5つ!!

 

降圧薬、抗菌薬、鎮咳薬、鎮痛剤、抗炎症薬、消化管保護薬など様々な薬が入り混じっており、薬の量がとんでもないことになっていたのです。

 

中には結構強い薬もありました。

 

残薬もバラバラ、本人に聞いても何を飲んでるかはっきりとせず、緊急入院は看護師が検薬の準備もしないといけないのでしこたま時間がかかりました。まさに看護師泣かせの患者さんです。

 

診察と検査の結果、おそらくは抗菌薬からの下痢で脱水になったのでは、ということでした。

 

しかし、話は単にそれだけではなかったのです。

 

その患者さんになんでそんなに薬があるのかを問いただしたところ、元々高血圧でACE阻害薬を飲んでいたら咳が出るようになったとのことで、それで先生に相談したところ、咳はACE阻害薬の副作用ということで薬を貰えなかったらしく、それが不満で別のクリニックにACE阻害薬を飲んでいることを隠して鎮咳薬を処方してもらったとのこと。しかしそれでも咳が止まらなかったとのことで、また別の病院に行ってこんどは抗菌薬を処方してもらったとのことでした。

 

世の中には薬に頼りきりの人って結構多くて、飲まなくていい薬を飲んでいる人って結構多いらしいです。

 

まぁ病は気からと言いますし、薬を飲むことで本人が

 

これで治る!

 

と思う気持ちも病気を治す上では重要ではあるのかなと私も思いますが、この患者さんの場合は確実に身体には悪い方向にいっていたようです。

 

結局薬についてはすべて当院で見直しをし、いらない薬はすべて家族に捨ててもらって一から必要なものだけを処方してもらいました。

 

もちろん家族さんには家にもう薬が無いかを徹底的に調べてもらったうえで。

 

 

このように、薬の副作用を別の疾患と勘違いされて新たに薬を処方され、その副作用や飲み合わせの問題で出た症状に対してまた薬が処方され、といった連鎖が起こり、最終的にさらに悪い状態になってしまうことを処方カスケードというそうです。

看護師やってると、なんとなく飲んでいる薬を見れば、その患者さんの持つ既往や疾患が分かってくるのですが、明らかに異常な飲み合わせや薬の量の場合についても

「なんかヤバいな」

 

って直感的に気付けるようになってくるみたいです。

(私はまだまだ分かってませんが、、、)

 

薬のことは薬剤師に任せきりって看護師ばかりだとは思いませんが、私を含め、薬の勉強もやっぱり看護師としての必要な知識になってくるんだと思いました。

 

 

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