看護師が死亡診断、良い点悪い点まとめてみましたが皆さんどう思いますか。

こんばんわタクヤです。@f_c_t77

 

今日はブログをサボっていた期間に最も書きたかった記事です。

 

今年からついに看護師が死亡診断を行うための研修が開始されましたね。今日はこの件に関して簡単にまとめると共に、私が様々な意見を元に良い点、悪い点について考えを書いてみようと思います。

 

看護師が死亡診断できるとは

この件は去年より厚生労働省が発表した内容で、看護師が死亡診断出来ると言っていますが正しく言うと看護師が単独で死亡診断が出来る訳ではありません。

あくまで情報通信機器(ICT)を使用して研修を受けた看護師が死の3兆候および患者の状態を現場に居ない医師に連絡した上で医師から死亡診断を受け、死亡診断書を代筆出来ると言うものです。

(上記を毎回書くのが大変なのでこの後の記事においては「看護師の死亡診断」と記します。)

この研修を

医師による遠隔での死亡診断をサポートする看護師を対象とした研修会 ~情報通信機器(ICT)を利用した死亡診断等ガイドラインに基づく研修

 

と呼び、この研修が今年の1月から開始されました。

 

 

看護師が死亡診断を行うための条件が色々ある

この研修を受けることにより、制度上看護師が死亡診断を行うことが出来るようになるみたいですが、これには一定の要件が必要になります。

以下に厚生労働省の発表した要件を記します。

 

1.医師による直接対面での診療の経過から(目安:14日以内)早晩死亡することが予測されていること

 

2.終末期の際の対応について事前の取決めがあるなど、医師と看護師と十分な連携が取れており、患者や家族の同意があること

 

3.医師間や医療機関・介護施設間の連携に努めたとしても、医師による速やかな(目安:12時間以内)対面での死後診察が困難な状況にあること

 

4.法医学等に関する一定の教育を受けた看護師が、死の三兆候の確認を含め医師とあらかじめ決めた事項など、医師の判断に必要な情報を速やかに報告できること

 

5.看護師からの報告を受けた医師が、テレビ電話装置等のICTを活用した通信手段を組み合わせて患者の状況を把握することなどにより、死亡の事実の確認や異状がないと判断できること

 

と5つの要件を満たしている場合において可能となります。

 

研修を受けられる看護師の条件

上記で述べた要件に加えて、研修を受けて死亡診断を行える看護師にも以下の条件が定められています。

 

1.看護師としての実務経験5年以上を有し、その間に患者の死亡に立ち会った経験が3例以上ある。

 

2.原則として、看護師としての実務経験のうち、訪問看護または介護保険施設等において3年以上の実務経験を有し、その間に患者5名に対しターミナルケアを行った(※)ことがある。

※ここでいう「ターミナルケアを行った」とは、患者の死亡日及び死亡日前 14 日以内に、2回以上の訪問看護等を実施し、ターミナルケアに係る支援体制について患者及びその家族等に対して説明した上でターミナルケアを行った場合をいう。

 

誰でもいいって訳じゃないみたいですね。それなりの経験が必要となります。

 

研修の内容

研修では

1法医学に関する講義・演習

2看護に関する講義・演習

3法医学に関する実地研修(2 体以上の死体検案又は解剖への立ち会い)

を学びます。具体的に直近で行われた研修内容は以下のようなものになります。

1 日目 1法医学に関する講義・演習

 

9:00~9:10

開会の挨拶

講義

9:10~10:10

「わが国の死因究明制度」

講義

10:20~12:00

「法医学に関する一般的事項1 ・死因論 ・内因性急死」

講義

13:00~14:40

「法医学に関する一般的事項2 ・外因死」

講義+演習

14:50~17:30

「実際に使用する機器を用いた医師との情報伝達のシミュレーション 1 ・死亡確認後の説明と死亡診断書の交付の仕方」

2 日目 2看護に関する講義・演習

講義

9:00~9:50

「法医学と看護」

講義+演習

9:50~11:10

「ICT を利用した死亡診断等の制度を活用する利用者・家族に対する 意思決定支援 ~死亡前から死亡後に至る利用者・家族への接し方~」

グループディスカッ ション+発表

11:20~12:40

「ICT を利用した死亡診断に関する在宅看取りの実践についての意見 交換」

演習

13:40~14:40

「実際に使用する機器を用いた医師との情報伝達のシミュレーション 2(復習)」

 

14:50~15:20

実地研修、修了証交付の手続きに関する説明
アンケート記入

 

すごいと思ったのは

 

実際のご遺体を用いた死体検案又は解剖への立ち会い

 

を行うと言うところです((((;゚Д゚)))))))

研修期間は2日間と短いですがかなり濃密な研修になってそうですね。

 

看護師が死亡診断を行えることについての良い点・悪い点

良い点(メリット)

・地域での在宅死において、特にはへき地や離島など医師が速やかに死亡診断を行えない場合、看護師が代行することで速やかに死後の対応にうつることが出来る。

人が亡くなり、葬儀社などに葬儀をお願いする場合、医師からの死亡診断書が無いと出来ないことが色々とあります。一番はご遺体の搬送です。遺体を車で搬送する場合、死亡診断書が無い状態で遺体を運ぶことは実は法律上違反となり罰則を受けます。

 

その為、医師が現場に到着するまでに時間がかかる場合、死亡診断書を受け取るまで数十時間、長い場合は1日以上もご遺体をそのまま放置しないといけないケースもあるため、看護師が代わりに代筆することが出来るようになることでそのリスクを軽減することが可能となります。

 

・今後迎えうる超高齢多死社会において在宅死の対応における医師の負担を軽減することが出来る。

現在の日本は病院は腐る程あるのに医師不足の問題は深刻さを増す一方です。地方の小さな病院にはいよいよ医師が足りていないのが現状です。

 

研修医制度のせいとかなんとか言ってますが若い医者はみんな地方の病院へ行くのはキャリアダウンだなんだら言ってるせいもあり地域医療において在宅の往診を行うのは地方の個人病院などの医師が担う場合が多く、全ての在宅死に迅速に対応できない場合も往々にして仕方のないケースもあります。看護師が死亡診断を行うことで彼らの負担を軽減することが出来るようになると考えられています。

医師だって夜は寝たいし土日は家族と遊園地にも行きたいし、たまにはハメを外して夜の繁華街に消えて行きたい時もありますよね(⁎⁍̴̆Ɛ⁍̴̆⁎)。

 

悪い点(デメリット)

・医師がサボる可能性がある。

死後診察は「人が受ける最後の医療」で亡くなった患者の家族にとっても医師からこれまでの経過説明を受けるとても重要な場で、医師の対面診察が基本と考える人もいるようです。

 

なので「今日は彼女と遊んでるから看護師行けるんならそっちでやっといて」とか言って医師が現場に行かなくなっちゃう可能性もある訳で、これは在宅医療の質の低下に繋がるんじゃ無いかとも言われています。

ガイドラインでは要件の一つとして「正当な理由のために、医師が直接対面での死亡診断等を行うまでに12時間以上を要すること」とされていますが、そもそも「12時間以上」には明確な根拠が無いし、正当な理由ってなんじゃいってなるし色々拡大解釈されちゃうだろって声もあります。

 

・事件性のある死因を見逃す危険性がある

研修を受けたと言ってもたった2日の研修を受けただけの看護師からの情報だけで完全に患者の死因を特定出来るのかってことです。

虐待死や自殺など疾患以外が原因で死亡した場合を完全に把握するのは難しいのでは無いかと言われています。

 

あとこれは看護師の私としては(´・Д・)」ハァオメェラナメテンノカ?な内容ですが、看護師が医療ミスを犯して患者を死亡させた場合に隠蔽される可能性があるという声もあります。

こんなこと言った奴まじいっぺん

って感じですよね。

 

首根っこ掴んで日本看護師協会のババァオネェ様方の前に放り出してやりたいですよ。

 

まぁ最近点滴に洗剤混入させて患者殺した極悪看護師もニュースになりましたし、全ての看護師が完璧な人間って訳でもありませんからそう言う声も挙がってしまうんでしょうかね。

 

まとめ

色々書きましたが個人的には看護師の活躍の場が増え、今後の地域医療に貢献できる可能性が広がることを考えると、看護師の死亡診断ができるようになると言うことは良いことだと感じますが皆様はどう思いますでしょうか。

研修ではご遺体を活用させてもらわないこともあり研修自体に参加できる人数も限られており、まだ実際に看護師が死亡診断した事例も挙がってないことから活用される時代はもう少し後になることが予想されますが、決して遠い未来と言う訳でも無さそうです。

今後の展開に注目していきたいです。

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