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こんにちはセイチューです。@f_c_t77
本日はDNRとDNARについて。
最近患者さんの情報について申し送りをしていると、
「この患者さんはDNRですね~」という言葉が出てきたりするのですが、それに合わせて「この患者さんはDNARですね~」という言葉も耳にします。
看護師を看護師をやっている人ならDNRという言葉は聞いたことあると思います。
DNRとは
Do Not Resuscitate
の頭文字の略語で、直訳すると
「蘇生するな」
という意味で、心拍が停止した際や呼吸が停止した際に強心薬を使用したり気管挿管、心臓マッサージをするなということになります。
高齢の患者さんなどで状態の回復が見込めない場合などにおいて本人やご家族の意思で無理に身体を痛めつけるようなことはしないでねって意味合いです。
DNARとは
ではDNARとはなんでしょうか?
基本的には同じ意味ですが、DNARは
Do Not Attempt Resuscitation
の頭文字をとった略語で、直訳すると
「蘇生を試みるな」
という意味になります。
ぱっと見この2つは何が違うの?って感じがしますが、
DNRだと、
蘇生する可能性はあるけどするな、という意味合いにとられがちだったようで、
DNARだと
蘇生する可能性がもともと低いので試みるな
と捉えることができるようです。
最近はこのDNARという言葉が一般的になってきており、若い医師はDNARと使う場合が多いですが、年配の医師は今でもDNRという言葉を使うことが多いようですね。
基本的には同じ意味なのですが、うちの病院では表現が統一されていないせいか、どっちの言葉も使われていてたまに
ん?
となります。
まぁDNRの表現を使っているからといって蘇生できるけどするなという考えでこちらの表現を用いているというわけではないとは思いますが、どうせなら統一させてほしいですよね。
ちなみに状態が悪い患者さんが入院してきてこのDNAR,DNRの意思表示がされていないと看護師間ではけっこう緊張が走ります(特に夜勤)。
以前末期癌でかなり状態が悪かった患者さんで、家族がDNARを望まずフル対応を希望されていた方がいたのですが、その時の夜勤は本当に緊張しました。
お願いだから状態悪くならないで~って思いながら働いていた記憶があります。
けどそれって今思えば看護師都合なんですよね。。。それだけ本人も家族も最期まで頑張りたい、頑張ってほしいという気持ちがあってその思いを尊重しないといけない訳です。
と最後はちょっと話が変わりましたが今日はDNRとDNARとの違いについての話でした。
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