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こんにちはタクヤです。@f_c_t77
〜今日のテーマ〜
担当医を変更する方法について
今回こんなテーマで記事を書こうと思ったは、こんな出来事があったからです。
今日担当していた患者さんで、昨日の検査の結果について医師に話が聞きたいので先生を呼んでくれませんか。と、お願いされました。私は午前中医師が外来診察の日だったため、外来の看護師に電話すると
「昼一番で行くそうです。」
と返事がありました。
それを患者さんに伝え、お昼になりました。
しかし医師は来ません。
患者さんが「まだ先生来ないの?家族にも連絡したいんだけど。。。」
というので今度は外来も終わっていた医師に直接連絡しました。
すると
「分かった行きます。」
とだけ言われ切られます。
しかし1時間待っても2時間待っても来ません。
患者さんからも「さっきあなたくるって言ったじゃない。」と不信感をあらわに。
3時になって再度電話すると、看護師が出て。
「今先生CF(大腸内視鏡検査)中です、何か用ですか。」と、、、
へ?そんなこと言ってなかったじゃん!!
と思いつつ患者さんが首をなが〜くして待ってると伝えてくれと言うと
「すぐには行けないけど5時までには行きますとのことです。」
と内視鏡室の看護師に言われそれを患者さんに伝えました。
そして約束の5時、、、、
来ません。
患者さんはもちろんカンカン、そしてなぜか怒りの矛先は俺に
「さっきも来るって言って来ないじゃない!!ふざけてるじゃないの!!?」
(;_;)
そしてようやく医師が来たのが5時半、ようやく患者さんは話を聞くことができたわけです。
その後患者さんから「私あの先生合わないんだけど先生変えてもらえない?」とグチグチと言われずっと平謝りをしてなんとか1日を終えたわけです。
前置きが長くなり申し訳ありませんが、そんなことがあったことをきっかけに、今回は医者を変更することができるのかについて記事にまとめようと思います。
ちなみに別の病院の医師にコンサルトするセカンドオピニオンとは違い、同じ病院内で医者を変えれるかどうかと言うことについてを述べます。
目次
医者を変更することはできるのか
結論から言うと出来ないことはありませんが、入院中に担当医を変更するのはかなり難しいです。
理由は以下の通りです。
担当医を変更することは医者にとってかなりプライドを傷つけられる
担当医の変更を希望すると言うことは、つまりは医者として信用出来ないと言うことに直結します。
担当医を変更する場合、新しい医者に紹介しなければなりませんので、その情報は医師内でも広がってしまいます。
そのためまず医者は変更を良しとせず、そう思わせた原因の改善に走るのが普通です。
結果としてそれで不満が改善されてば良いかもしれませんが、なかなか性格までは変わらないので、同じような不満が再燃する可能性は十分にあります。
合わせて主治医を変更するとなれば看護師サイドも患者の思いを確認し、思い直してもらうために話を聞き、担当医に患者が不満に思った対応を改善するように伝えるなどをすると思います。
入院中はとりあえず我慢する方がメリットがある
それでも納得できなければ病院側も変更するように動いてくれるとは思いますが、それに至るまでに治療もスムーズには進みませんし、患者側にもかなりの負担がかかってしまいます。
何より担当医との関係性が悪化するのも、治療を進める上では好ましくないことですよね。
そこまでして変更するよりは、とりあえず入院期間中は主治医に改善を求めることで不満の改善を図る方がお互いにとってメリットがあるのではないでしょうか。
では波風を立てずに医者を変えるにはどうればいいのか。
入院中に変更することは先にも述べたようにデメリットも多くなかなか困難です。では入院中でなければどうでしょうか。
実は外来通院中であればそれなりに方法があります。
通院する曜日を変更する
これが最もスムーズに担当医を変更する方法です。
医者は曜日ごとに外来診察に出る日が決まっています。診療科の医者の出ている日はいつでも確認できますので、現在の担当医が出ていない曜日にしか通院が難しくなったと言えば病院側も担当医を変えるしかできなくなりますので、結果として担当医を変更することが出来るわけです。
総合相談窓口に相談する
それなりの規模のある病院には大抵総合相談窓口が設置されています。
「以前入院した際に嫌な思いをしたので変更してほしい」
「合わないので変えてほしい」
などの相談に乗ってもらうことができます。
ただし、結局この方法も担当医には伝わることになりますので少しは担当医との間に波風は立ってしまいます。
医者の評判を確認するには
担当医を変えてもらおうとしても、次に選べる医者が良い医者であるかはわかりません。そこであらかじめ医者の評判を確認する良い方法を教えます。
診療科の病棟の看護師に評判を聞く
一番はこれです。たとえば神経内科にかかっていたとしたら神経内科の入院をメインで行っている病棟の看護師に聞きます。
ここでは
「今度神経内科にかかるんですけど、どの先生に診てもらうのが良いでしょうか。」
と、そこの看護師にオススメの医者を聞くのが良いです。
ダメな聞き方は
「〇〇先生の評判ってどうなんですか。」
といった聞き方です。これだと看護師が怪しみますし、何より仮に評判の悪い先生でもそれを直接言うことは無いからです。
最もオススメな医者を変更する手順
オススメの手順としては以下のような流れです。
①診療科の医者が外来に出る予定表を見て医者の名前をピックアップする。
↓
②診療科の入院病棟に行きそこの看護師にオススメの医者を聞く。
↓
③オススメされた医者が外来にでる曜日を調べ、病院にその曜日にしか診察に行けないと申し出る。
こうすることでオススメされた医者に変更することが可能になります。
ただしこの方法はある程度大きい病院で同じ診療科の医者が複数いる場合に限られます。
規模の小さい病院だとそもそも診療科ごとに1人しか医者がいないこともあるためその場合はこの方法は使えません。
その時は素直にかかりつけの病院を変更するために別の病院を紹介してもらうのが最も早いでしょう。
「引っ越しすることになった」
「子供が別の病院で働くことになって割引が受けられるのでそちらでかかりたい」
など理由を付ければ紹介してもらうことが可能です。
ただしこの場合5000円ほど紹介料がかかりますのでそれは我慢してください。
入院しているわけでも無いのに病棟に行くのが抵抗があるって場合は、外来の看護師に聞いても問題はありませんが、病棟の看護師は一緒にご飯にいっていたり社員旅行にいっていたりと公私合わせて医者の人柄を知っていることが多いので病棟の看護師の方が個人的にはオススメです。
まとめ
まとめると
・入院中に医者を変えるのはできないことは無いがデメリットが大きい。
・外来で診てもらってる間は曜日を変更することで波風立てずに医者を変更できる。
・医者の評判を知りたければ病棟の看護師に聞くのが良い。
以上です。
しかし、出来ることであれば医者に直接嫌だと思うことを伝えることがその医者にとっても良いことであることを忘れないでください。
「先生のこんな部分が私は嫌なので、改善してほしい」
と伝えることがその医者の今後の医者としての人格を高めるためにも必要なことです。
患者は医者の存在が絶対的なもので、不満を言うことができない人が本当に多いように感じます。
しかしよく考えてください、医者も人間である以上完璧な人などいません。医者も看護師も同じで、患者との相互作用で成長していくのです。
患者の声以上に医者を変えることのできるものはありませんので、もうこの医者はダメだと思う前に、まずは自分の思いを素直に医者に伝えることが最も大切であることは忘れないでください。
俺たち看護師もそのための協力は惜しみません。
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