点滴の滴下数の計算ができない、そんな人への裏技を紹介。

こんばんはセイチューです。@f_c_t77

セイチュー

やばい、予定より点滴早く終わっちゃった。
おいふざけんなよちゃんと計算してたのか。

先輩

 

看護師やってるとこんなこと結構ありますよね。皆さん、点滴の滴下数の計算、正直めんどくさくないですか?

点滴速度を計算する方法は正直かなりめんどくさいです。

看護学生なら看護師国家試験のために正しい方法を覚えないと行けないですが、実際に看護師をしていると、あんな計算その場で頭の中では出来ません。

そこで私が実際に使っている

①点滴の滴下数を20秒でしっかり計算出来る方法

②点滴の滴下数を5大体計算できる方法

 

の2つをこっそり紹介します。

点滴の滴下数を10秒でしっかり計算できる方法

 

この方法は、10秒で1分間あたりの滴下数を計算する方法になります。

成人用のルートの場合(20滴で1ml)

①1時間当たりの投与量を計算する。

②それを3で割る。

例題

500mlの持続点滴を4時間でいく場合

①500÷4=125ml

②125÷3=41.666

答え:1分間で41.6滴(約40滴)

 

小児用ルートはもっと簡単です。

小児用のルートの場合(60滴で1ml)

①1時間当たりの投与量を計算するだけ=1分間当たりの滴下数

例題

500mlの持続点滴を8時間でいく場合

①500÷8=62.5ml

答え:1分間で62.5滴(約60滴)

 

以上です、ね、めっちゃ簡単でしょ。

とりあえず1時間当たりの量を計算して3で割るだけ。

それだけの簡単な作業です。

なぜ3で割るだけなのか

なんでそんな簡単になるの?って思う人もいるかもしれませんが、単に途中の計算式をまとめただけです。

本来の計算は

点滴速度(ml/h)÷60(分)×20(1mlの滴下数)=1分間の滴下数

 

と少しややこしい計算になっていますが、この60(分)×20(1mlの滴下数)の部分を先に計算しちゃうと1/3だけが残るんです。

つまり

点滴速度(ml/h)÷3=1分間の滴下数

となるため、1時間あたりの流量を3で割るだけで1分間当たりの滴下数が出るわけです。

 

点滴の滴下数を5秒で大体合わせる方法

こっちの方がより早く実践的です。

手順は簡単

2秒に1滴で大体100ml/hと覚える

あとはこれを基準に微調整していきます。

倍の速度で流量も2倍:1秒に1滴で大体200ml/h

半分の速度なら流量も半分:4秒に1滴で大体50ml/h

 

これだけ覚えていれば大体の持続点滴に対応できます。

例題

500mlの持続点滴を4時間でいく場合

500÷4で125ml/h

答え:2秒に1滴よりちょっとだけ早めに落とす

 

実際には1秒に1滴で180ml/h

2秒に1滴で90ml/h

なのですが、手動で落とす場合は実際にそこまで厳密には合わせられないのでこの計算で十分に合わせられます。

 

臨床では点滴の滴下数をピッタリ合わせてもほとんどその通りにはならない。

仮に500mlの点滴を指示通りピッタリに合わせたとしても、ほとんどその通りには落ちません。

点滴の量が減ると点滴速度も落ちる

500mlの液体が下に落ちようとする力と、100mlの液体が下に落ちようとする力は違いますよね。

つまり点滴の内容量が減ると、人の体内へ押し流していく圧が低下するため、点滴速度も落ちてしまいます。

 

満タンで500mlの点滴を開始した時に合わせた点滴流量と

100mlまで減った時の点滴流量は違うのです。

 

なので、5時間で落とす点滴を開始時のクレンメの調整でピッタリ5時間で落とそうと思ったら

点滴が進むにつれて速度も遅くなっていくので実際には少し早めで落とさないといけなくなるわけです。

患者の体位でも速度は変わる

点滴は点滴の設置した高さと患者の点滴の刺入部との高低差によって落ちています。

なので臥位の状態と立位の状態とでは流れる速さも変わります。高低差が小さくなればなるほど押し出す力が弱くなり遅くなるわけです。

また、前腕に刺入部があれば肘を曲げて静脈を圧迫すればもちろん流れにくくなりますよね。

寝たきりで動けない患者であれば誤差は小さくなりますが、実際にはトイレに行ったりご飯を食べたりと体位は随時変わることが多いですよね。速度はその度に変わってしまうのです。

刺入部周囲の状態でも速度は変わる

血管もずっと点滴を刺し続けていればその周囲の状態は変わって行きます。

血管壁がキズ付いたり感染があれば周囲が腫れてくることもありますし、栄養状態が悪かったり心不全などで水分出納が悪い患者であればどんどん血管外の組織内に水分が溜まってむくんでくるためその分血管を圧迫して流れも悪くなります。

刺入部周囲の状態で点滴の速度は変わるわけです。

 

点滴の滴下数を計算できるかどうかはそこまで大切じゃない

点滴の滴下数を計算することは看護師として必要ですが、上記でも言った通り始めに設定した滴下数はどんどん変わっていってしまいます。最も大切なのは頻回に患者の点滴の様子を確認しに行くことです。

理想は1時間に1回は点滴がちゃんと落ちているか確認しに行くことでしょうか。

だから私は今回教えた裏技を使って、簡単にしか点滴の滴下数の計算をしていません。もちろん完璧に滴下数を計算できるに越したことはありませんが、結局流量が変わってしまうならおよその速度の設定ができて、あとは適度に患者の元に行って逐次調整する方が確実ですからね。

 

心不全など疾患によっては点滴の滴下数を厳密に計算する必要があるものもある

心不全や腎機能の低下した患者さんは水分出納が悪いので速度が早すぎるとうっ血が進んだりむくみが強くなったりと症状を悪化させることがあります、この場合はなるべくちゃんと計算して指示された以上の速度で点滴を流すのは危険です。

そんな時は点滴の早見表を使うのがオススメです。

個人滴には看護カードが点滴の早見表以外にもスケールや略語集などちょっとした時にすぐに見れるので昔はよく使っていました。新人の看護師さんにはオススメです。

またちょっと値段は張りますが、点滴筒に当てると自動で流量を計算してくれる商品もあります。

これを持ってたら周りから意識高いねって一目置かれるかもしれませんね!

 

 

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